ルービックキューブの解法を見て、こんなことを思ったことはありませんか。
模様がこの場合はこう。この場合はこうという、条件のパターンが多すぎる。
それぞれに対して別の動作手順(上面を右に90°→右面を手前に90°…)を適用する必要がある。
そのため、条件のパターン×動作のパターンの組み合わせが膨大になって、逐一手順を見ながらならできても、覚えることはとてもできない。
私はそんな悩みを幼いころから抱えていました。
しかし、悩みを完全に解決してくれる攻略動画と出会いました。
それがこちらです。
↓
「新・高橋メソッド」という方法が解説されています(LBL法を改良したものだそうです)。
この動画の良いところを挙げるときりがないのですが、以下の2点に集約されると思います。
- 覚える動作は実質1つだけ
- 手順がほぼ一直線なのでパターン分けの必要なし(ショートカットできる場合はある)
そして、以下の点もすばらしかったです。
- 面を回転させるときに回したいところだけを回せる、キューブの持ち方の説明がある
- 説明に関係あるピースだけ色がついたキューブを使用してくれている
ステップが0から5までの6段階あります。
各ステップの所感を簡単に書いておこうと思います。
ステップ0
キューブの持ち方が目から鱗でした。
これまで意識したことがなかったのですが、言われたとおりにやってみると、回したい面以外ががっちりと固定されて、回したい面だけを確実に回すことができました。
ここで、ステップ1~5までずっと使う動作、「右動作」を覚えることになります。
「左動作」も後々必要になりますが、「右動作」と左右対称なので、「右動作」を覚えていればすぐに思い出せます。
つまり、覚えないといけない動作は実質1つだけということになります。
ステップ1
下の段に黄色の十字を作る作業です。
センターピースの色についても触れていて、私の持っているキューブは見事に旧型の、白の反対側が青になっているものでした。
回転の良い新型を購入するか検討中です↓
(製品ページの動画を見ると、カチっと気持ちよく回せるのが分かります)
「なるほど、こうやってセンターピースとエッジピースの位置を揃えるのか」と、このステップも眼から鱗でした。
ステップ2
下の段のコーナーピースを揃え、下の段を完成させる作業です。
「右動作」だけでできます。
ステップ3
中段を完成させ、下から2段を完成させる作業です。
ここだけ、「右動作」とセットで「左動作」を使う必要がでてきます。
右に入れるときは「右動作」から。左に入れるときは「左動作」からになります。
このステップは慣れるまでに結構時間がかかりました。
ステップ4
上の段に白の十字を作る作業です。
ここも覚えるまでは大変でした。
まず十字を作るだけ作って、次に側面の色をセンターピースと揃えるという二段構えになっています。
前半は4つのパターン分けが出てくるのですが、
パターン1→パターン2→パターン3→パターン4
という順番で進んでいきます。始める時点でパターン1なら、その後パターン2,3,4。
始める時点でパターン3なら、その後パターン4だけをという具合になります。
よって、パターン1で覚えておけば手順を網羅できて、他のパターンが出てきたらその分ショートカットできるイメージです。
そして、パターン1~4はすべて同じ動作を繰り返すだけです。
時計の針の向きを合わせるとき本体全体の向きを変えますが、上の段を回転させて向きを変えようとするとおかしなことになります。
後半はミスしやすいと思うのですが、語呂合わせがあるので、その通りやるとできます。
ステップ5
上の段のコーナーピースを完成させる作業です。
このステップの最重要事項が、キューブの持ち方を変えないということです。
上面が白、左手の親指を赤いピースに置いて、ステップ5が終わるまで動かしません。
何も見ないでやろうとしたとき、そこを忘れて失敗することもありました。
ステップ4は持ち方を適宜変える必要があるので、混乱しないようにしましょう。
最初に上の面の色をすべて白に揃えてから、側面の色を揃えるという二段構えになっています。
後半は右動作を指示された回数セットで行う必要があります。
前半も後半も、途中、これまで揃っていた部分が崩れるので怖いのですが、前半終了時、そして後半終了時には元に戻るのが不思議です。
(戻らないときは、どこかでミスしています)
私は、確定申告の気分転換がてら、数日かけて手順を覚えました。
看板に偽りなしの分かりやすさなので、6面完成させるのに挫折した経験がある方、今回紹介した動画をご覧になってみてはいかがでしょうか。
キューブについて色々な製品を調べていたら、こんな競技者向けのような高性能なものもありました。
磁石の引き合う力、退け合う力を両方利用して、回転がスムーズになっているのだそうです。「マグレブ」という技術が使われているのだとか。
見つけた中では最高級のモデルなのですが、突き詰めるときりがないですね。