スポンサーリンク

ホライゾンオブクフ

生活

ホライゾンオブクフとは

ホライゾンクフの概要

ホライゾンクフ(Horizon of Khufu)は、ゴーグルを装着して、映し出される仮想的なピラミッドの内外を探索するアトラクションです。

世界15都市で150万人もの人が体験しているそうです。

記事を書くためにホームページを見返したところ「日本語訳監修の吉村作治先生は、ピラミッドは墓でないと考えていますが、このストーリーでは、原文に忠実に日本語への翻訳を行なっています。」と書いてあるのが少し面白かったです。こんなところでも説が分かれるところが、ピラミッドの奥深さですね。

 

使用されるゴーグルはVIVEの高性能なXRゴーグルです。
これそのものか分かりませんが、こんな感じの製品↓

 

画像を見ていただくと分かる通り、ゴーグルの上部にベルトがあるので髪型によっては付けにくいかもしれません(前のお客さがお団子の上にベルトを乗せていました。装着できてはいたようですが…)。

VRはVirtual Realityすなわち仮想現実のことです。映し出される映像は自分の体も含めてすべて仮想のものとなります。
ARはAugmented Realityすなわち拡張現実のことです。こちらはゴーグルを通しても現実世界が見えるのですが、その一部に仮想的なものが映し出されます。例えば、仕事部屋で仮想的なモニターを映し出すようなイメージですね。
それらを組み合わせたMR(Mixed Realityすなわち複合現実)という言葉があり、VR、AR、MRなどを総称してXR(Extended RealityまたはCross Reality)と呼んでいます。
ホライズンクフの場合、映し出される世界はすべて仮想のものなのでVRとなります。

ホライゾンオブクフの会場

神奈川県横浜市西区高島2-14-9 アソビル3Fが会場です。

横浜駅みなみ東口通路直通らしいので、みなみ東口にたどり着けた方はそこから行かれるのが良いでしょう。
私は横浜駅の中央通路から東口に向かい、横浜そごうの手前で右に曲がって地上に出ました(ワッフル屋さんがある辺りです)。

 

そこから崎陽軒のビルの手前の道を右手(帷子川の方)に進んでいきました。

 

しばらく歩くと右手側にアソビルが見えてくるのですが奥まっていて目立ちません。入るためには横から回り込む必要がありました。

 

友人と一緒だったので確かめなかったのですが、別の入り口からだったらもっとスムーズに入れた気がします。

 

 

ビルの一階は飲食店が並んでいて、レトロな飲み屋街のような雰囲気でした。昼食をそこで食べるのもよさそうですが、どのお店も混んでいる様子だったので、時間に余裕を見ておく必要があると思います(入場前に食べる場合)

ホライゾンオブクフの期間

ホライゾンオブクフの開催期間は2024年12月1日(日)〜終了日未定とされており、いつまでかは決まっていないようです。

 

開館時間は記事作成時点で10:00〜20:00(最終入場19:00)となっていましたが、変更の可能性もあるので事前に公式ホームページ等でお確かめください。

ホライゾンオブクフは酔うのか

ホライゾンオブクフはVRを利用しているので、VR酔いする可能性があります。

 

これは個人差が大きいと思うのですが、私の場合は中盤くらいから軽く酔いの症状が出てきました。乗り物酔いしやすい体質が影響しているかもしれません。「15分くらいなら我慢できそうだが30分はきついな」という感じで、残り時間が分からない中でゴーグルを外すか迷いましたが、なんとか付けたままでしのぎました(幸いストーリー終盤でした)。

 

VRゴーグルで長時間3D映像を見て目が疲れるというのと、ある程度重たいVRゴーグルを頭に装着した状態で立ったまま歩き回るといので、首に負担がかかることも酔いの一因ではないかと思います。

気分が優れなくなった場合は無理せずゴーグルを外して休憩されることをお勧めします。

 

体験が終わったあと、ソファがあって休憩できるスペースがあるのですが、そこで休んでいる方が数人いました。その方たちにVR酔いがあったのかは不明ですが、ある程度疲れを感じるアトラクションなのは間違いありません。

ホライゾンオブクフの所要時間

アトラクション本編は45分間ですが、事前の説明やヘッドセットの装着時間も含めると60分ほどになります。

内容はかなり充実しているので、物足りないということはないと思います。

ホライゾンオブクフの感想

流れに沿って感想を書いていきます。

ホライゾンオブクフに入場

今回私は友人と共に行ったので、4名以上の団体チケットで入場しました。チケットは完全予約制で入場時間が指定される形式となっているのでご注意ください。

 

まず受付でチケットを提示して、注意点の説明を軽く受けます。
このタイミングで飲酒や(5cm以上だったか?)厚底は不可というのを初めて知ることになりました。お昼にお酒を飲まなくて良かったなと思いました。

 

ホームページの下部にある「ご利用案内」に詳しく説明されているので、事前によく確認されることをお勧めします。

 

途中でトイレに行けないということだったので、念のため先に行っておきました。
その後、鍵付きのロッカーに荷物を預けて広い部屋の入り口に移動します。ロッカーは一人一個使うことができ、鍵は輪っかが付いていて腕に付けておけるタイプでした。

 

スマホは持ち込み可能でゴーグルに映し出されるコンテンツ以外の部分は撮影も可能なのですが、機内モードにする必要があります。

ホライゾンオブクフの説明を受ける

部屋に入ってまずすることは、ニックネームの登録と言語の選択でした。
ニックネームは同じ団体内でのみ表示され、他の方たちには見えません。
自分たち、他の団体さんの見え方がどうで、どういったことに注意が必要かというのもここで説明があったと思います。

ホライゾンオブクフでゴーグル装着

次に、ゴーグルを装着する列に並びます。
ゴーグルは係の方が付けてくださいます。

私はMeta Quest 2というゴーグルを使ったことがあるのですが、焦点が合いにくかったり下の隙間から光が漏れてきたりという不満点がありました。ホライゾンオブクフで使用されているVIVEのものはその辺りの違和感がなくよくできていると思いました。

 

ゴーグルをつけると、他の人たちがアバターとして見えました。色は半透明で、もののけ姫のディダラボッチのような感じ。顔の表情などは表現されておらず抽象的になっています。自分の手だけはリアルに見えるようになっていました。

 

姿勢は直立としゃがみの2段階だと思われます。身長が低い場合、しゃがんでないのにしゃがんでいるような表示になっていましたが、しばらくすると補正されました。

事前に身長の登録はしなかったと思うので、スタッフの方が映し出された映像をどこかで確認して補正したのかなと想像しています。

 

同じ団体の人は紫色で頭の上には設定したニックネームが表示されます。他の団体の方は白色(もしかしたら色が逆だったかも)で、ニックネームは表示されません。

ホライゾンオブクフのアトラクションスタート

グループの全員がゴーグルを装着したら、アトラクションがスタートします。

 

VRを使ったコンテンツは色々ありますが、ホライゾンオブクフの最大の特徴は「実際に歩き回る」という点です。

体は動かしますが、その場からは移動しなかったり、せいぜい数歩の範囲内というものが多いと思います。

ホライゾンオブクフの場合、とても広い空間が確保されていて、その中を自分の足を使って移動していくので体の感覚がリアルです。

 

一番最初、このゾーン前移動してくださいという感じのアナウンスが流れます(音声は各自のゴーグルに搭載されたスピーカーから流れます)。

ARではなくVRなので、現実世界の物質は一切画面には映りません。目隠しして歩くようなものですから最初はビクビクしながら足を進めました。

 

空間には多数の人がいて、かつ、柱も立っています。そこで、VRの仮想空間の中では人は半透明の存在として、柱は赤い網目状の模様のついて物体として表示されます。実際の姿では見えませんが、避けることはできるということですね。

 

 

ストーリーのネタバレはよくないと思いますので、ホームページの映像で公開されている範囲で内容に触れたいと思います。

 

旅の最中はグループに専属のガイドさんがついてくれて、詳しい解説をしてくれます。最初の場面はピラミッドの正面で、ガイドさんと共にピラミッド内部に入っていくところから旅はスタートします。

 

映像には空に浮いているようなシーン、ピラミッドの頂上に立つようなシーン、横たわるミイラをのぞき込むシーンなどがあります。

これらをすべて体験することができます。

 

淡々と内部を探索するわけではなく、しっかりストーリーがあるので最後まで飽きずに楽しむことができました。

実際のエジプトに足を運んでも体験できない、VRだからこそ体験できるシーンもあるので、エジプトに行ったことのある方も楽しめると思います。

 

 

VRと聞いてどの程度の映像の質をイメージしたでしょうか。
さすがに肉眼と全く違いがないというレベルではなかったですが、ピクセルの粒々が見えてしまうということもなく、かなりリアルな映像だと私は感じました。

ホームページの映像くらいの画質はあると考えていただいて大丈夫です。

 

途中、足場が狭くてはみ出すと押してしまうような場所に行くこともあります。もちろん現実世界はただの広い部屋の中なので落ちることはないのですが、仮想空間とはいえかなりスリルがありました。

触れなかったので補足として一人参加について書きます。
私は友人とグループで参加したのですが、内容としては一人でも何ら問題なく楽しめると思います。常にガイドが話をしているような感じなので、途中友人と会話することも基本的にはないのではないかと思います。
一人で参加していないのでおそらくなのですが、他のグループと一緒に行くということにはならないと思います。ガイドが独り占めできるのは一人参加の利点かもしれません。

まとめ

ホライゾンオブクフは所要時間1時間に対して入場料は高く感じるかもしれません。

しかし、とてもよく作りこまれた映像とストーリーがあり、広い空間を活かして自分の足で歩いて世界を体感できるという他では味わえない体験ができるアトラクションです。

 

各所でレビューを見ても満足度が高いこと分かると思います。

 

 

ピラミッドを体験するという意味でも、VRを体験するという意味でも、少しでも興味があったらぜひ足を運んでみていただきたいです。どちらの意味でも現代の最高峰のコンテンツではないかと思います。

タイトルとURLをコピーしました