Quest2というVRゴーグルがあります。
VRゴーグルというのは、今流行のメタバースに入るのに必要だったり必要なかったりする機器です。
VRとは、Virtual Reality、すなわち「仮想現実」のこと。
CGで作られた、仮想的な空間、バーチャルワールドのことです。
一般的にVRゴーグルと呼ぶことはないと思いますが、VRゴーグルの最も簡単な例としては、3Dメガネがあると思います。
映画館で3D映画を観たり、ディズニーランドなどテーマパークにも3Dメガネを使ったアトラクションがありますよね。
VRゴーグルをかけたときに見える世界は、あれに近いです。
今、巷に出回っているVRゴーグルは大きく2つに分けることができます。それは、
スマホをセットして使い、スマホの画面を利用して3D映像が見れるもの
と、
スマホが不要で、VRゴーグル本体に、映像を出力する仕組みが内蔵されているもの
です。
前者は比較的安価に入手することができます。例えばこんな製品があります。
こちらは、スマホでVR専用の画面を表示すると、それが立体的に見えます。具体的には、横向きにしたスマホの画面が二分割されて、左目用の映像と右目用の映像が表示されます。
それを、先ほどのVRゴーグルを通して見ると、右目は右目用の映像だけが、左目は左目用の映像だけが見えて、両目合わせると立体的に見えるようになります。
VR専用の映像が気軽に見れるアプリにYouTubeがあるのですが、(非常に)残念なことに、iPhone版はその機能が使えなくなってしまったようです。Androidは今のところ使えるらしいです)。
なので、iPhoneで試したい方は、専用のアプリを探してくる必要があります。
一方のQuest2。こちらは、ゴーグル本体に初めから映写機が搭載されているので、スマホをセットする必要はありません。
そして、このタイプのVRゴーグルは、PlayStation VRのようにゴーグル以外に映像を出力するためのコンピューター(PSVRならPS4、PSVR2ならPS5)が別途必要なことがありますが、Quest2はそれ単体でゲームを楽しめるのが最大の特徴です。
こちらはPSVR2
PS5が必要です。
スマホ用のVRゴーグルとは違って価格は安くないものの、Quest2単体でVRゲームが楽しめるという意味では、比較的手軽な価格とも言えると思います。
ゲームは基本的に1本ずつ買い切りで購入が必要なのですが、無料でサンプルを提供しているゲームがたくさんあり、それだけでも十分に楽しめます。
私のお気に入りは「FitXR」です。
遊びながらフィットネスにもなります(ジムでエアロビ講座などを受講するイメージ)。本気でやると結構激しい運動になるので、食後すぐとかはやらない方が良いです。
あと、ちゃんと広いスペースでやらないと手をぶつけたりして危険です。
Quest2にはエリートストラップという別売りのアクセサリーがあります。
私は本体と一緒にこれを購入してつけています。
バッテリー付きのものにして、前後の重量バランスが良くなって、ダイヤル式で長さが簡単に調節されるのも良いです。
ただ、一つ難点があって、それは、壁に寄りかかれないことです。
頭の後ろに突起ができるわけなので、頭を寄りかけようとしても心地が悪いのですね。
当然、付けたまま寝転がって上を向くようなことも厳しいです。
Quest2を実際に使って思ったのが、結構重たくて首が疲れるなということです。なので、30分もすると、どこかに寄りかかって首を休めたくなるんですよね。
それが、エリートストラップを付けた状態だと困難です。
どこにも寄りかからない状態では、重量バランスが整って、それはそれで首への負担は減るのかもしれませんが、一長一短あるなという感じです。
もう一つ使って分かった盲点(使わず気が付くべきでしたが)が、私のパソコンにはQuest2が接続できなかったということです。
要件満たしてなくても動くには動いて、ただ動作が遅いくらいだろうと高を括っていたのですが、そもそも動きませんでした(グラボがないのが致命傷だったのか?)。
パソコンと繋ぎたい方は、こちらを事前によくご確認されることをお勧めします。
専用の携帯ケースも持っているのですが、こちらは本体(エリートストラップに付けかえててもOK)、コントローラーがすべてぴったりと収まります。
持ち歩かないで家で使うだけの場合でも、コンパクトに収納できるのでお勧めです。
一つ書き忘れていたのですが、起動できてるのにすぐに暗くなってしまうという場合、おそらく、左右のレンズ(顔側←レンズは顔側しかないですが)の間にセンサーがうまく顔を認識してくれていないのが原因です。
私もこれに大分悩まされました。
ゴーグルをつけているときだけ画面をつけて、外しているときは画面を消して電池をセーブしてくれるという便利機能なのですが、日本人の彫が浅いためか、これで苦労している方は多いようです。
簡単な対処方法は、センサーを何かで塞いでしまうことです。私は小さく畳んだティッシュを左右のレンズの間のに詰めることで対処しています。
付箋とか貼ってもいいかもしれませんね。
あと、もう一つ落とし穴は、思ったよりも広いスペースが要求されるということですね。
床から天井まで、何もないというスペースが、ある程度の広さ要求されます。
床に物が置いてあったり、ソファが置いてあったり、机の天板が出っ張っていたり、そういうの無しの、まっさらな空間が必要です。
それもあって、
家でできる場所が限られているの+寝っ転がりながら動画を見ることもできない
というので、最近足が遠のいているのが実情であります(記事を書いておいてなんですが)。
でも、またちょっと触りたいなと思っているので、何か追加情報があれば記事にしていきます。
個人的に期待してるのは、VRゲームでNFTゲームが出てほしいなあと思っています。
NFTゲームは今、かなり興味のある分野なので、それがQuest2でできたら、確実にハマると思います。