音感トレーニング ゲーム

ゲーム

音感トレーニングができるブラウザゲーム

失われた音問村

音感トレーニングができるブラウザゲームに、「失われた音問村」というのがあります。

初期のドラクエのような雰囲気のRPGで、敵キャラとの戦闘が

  • 音の高さを当てる
  • 和音の種類を当てる

といった問題形式になっています。

具体的には、戦闘が始まると敵キャラが単音または和音を鳴らしてくるので、時間内に正しい高さ、あるいは正しい和音の種類を答えることができれば敵にダメージが、答えられなかったり、答えを間違えた場合、逆に自分がダメージを受けます。

絶対音感があった方がスムーズに遊べますが、ない場合でも、自分で鍵盤などで基準音を鳴らせば遊ぶことができます。

最初の方の敵は単音(しかも白鍵の音)で、比較的簡単に倒すことができます。

ところが、中盤以降、和音の敵になると難易度がぐっと上がり、特に、七の和音の種類を答える問題になると私はお手上げになります。

このゲームの難点が、答えを間違えても正しい答えは表示されないということです。

仮に、和音を聴いて「長七の和音」と回答して間違えだったとして、答えが「短七の和音」なのか、「減七の和音」なのか、分からないのです。

このゲームをやるだけで、先に進むのに十分な音感を身に着けるのは難しいなと思った私が、音感トレーニングができるアプリを探して見つけたのが後述のアプリです。

Waon Death Match

2023年4月7日、洗足オンラインスクールにアクセスしたところこんなページがあるのを見つけました。

Waon Death Match – 洗足オンラインスクール

これはまさに私が求めていたもので、「失われた音問村」で出現する和音を出題してくる敵「ワオーン」との戦闘を心行くまでできるというものです。

しかも、不正解時に回答を表示することもできます。

スマホで「はじめる」をタップすると、スマホに最適化された画面でスタートできます。

音感トレーニングできるアプリ

よさそうなアプリを3つ見つけたので、すべてダウンロードして試してみました(ちなみに、上でお話したブラウザゲーム「失われた音問村」は残念ながらスマホやタブレットは非対応です)。

ずっしーの音感トレーニング


ずっしーさんは、Twitterでとても分かりやすい、音楽理論の解説動画をアップされているのを拝見したことがありました。

今回調べてみて、「ずっしーの音感トレーニング」というアプリを出されていたのを初めて知ったのですが、期待値は高かったです。

まだコインが貯まらず最初のステージしか試せてないのですが、2音が続けて鳴らされて、それと同じ音を、画面下方に表示鍵盤で弾くというゲームでした。

これをできるだけ早くやって、制限時間内でたくさん問題を解くほど得点が高くなります。

可愛らしいイラストと、のどかなBGMで、リラックスしてトレーニングができます。


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和音音感トレーニング


「和音音感トレーニング」はその名の通り、和音の種類を答える問題に特化したアプリです。

「セブンスコードの聞き分けができるようになりたい」という私の目的には、一番合っているアプリかもしれません。

ゲームを開くと出題される和音の種類を選ぶようになっていて、自分の苦手分野を集中的にトレーニングすることが可能です。

回答画面はこんな感じです。鍵盤一覧から、正しいものを選びます。

回答を間違えたときに正しい答えは表示されないのですが、全問終了後に復習画面で確認することができて便利です。

鍵盤をタップすれば和音を鳴らすこともできます。

課金すると、自分で出題範囲を細かくカスタマイズできるようになります。

目的に完全に合った設定にするには、カスタマイズが必要そうです。

iPhone、iPad版のみで、Android版はないようです。

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コードゲーム


「コードゲーム」は鳴らされた和音の名称を4択から選んで回答するゲームです。

早く回答するほど得点は高くなりますが、時間制限があるわけではないので、じっくり考えてから回答することもできます。

選択肢の根音(=ルート音。和音の一番低い音)は統一されていないので、和音の種類と根音の両方が正しいものを選ぶ必要があります。

逆に、どちらか一方が分かれば選択肢を絞り込むことができるので、必ずしも難しくなるとは限りません。

このアプリの問題を一瞬で答えられるようになったら、曲を聴いたときにコードネームが一瞬で分かる状態となり、耳コピがとてつもなく早くできることでしょう。

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まとめ

今回ご紹介した3つのアプリのうち、「コードゲーム」は絶対音感がないと難しいかもしれません。

私は曖昧な絶対音感しか持っていないので、「これだ!」と思って回答しても「半音ずれていた」ということが多々ありました(普段ギターの音を聞くことが多いのですが、アプリの音はピアノだというのも要因だと思います)。

「和音音感トレーニング」は和音の種類を答える問題で選択肢の根音は統一されていますから、相対音感だけあれば問題なく回答できます。

「ずっしーの音感トレーニング」は絶対音感があった方が有利に回答できるとは思いますが、BGMの調が出題される音の調に合っているようなので、相対音感しかなくても慣れれば回答できると思います。

 

これらを使って音感を鍛えて、再度冒頭のブラウザゲーム、「失われた音問村」に挑戦し直したいと思います。

 

 

それから、まったく関係ないのですが、「失われた音問村」のあるホームページは洗足オンラインスクール(洗足学園音楽大学が運営)なのですが、その中にある「オンラインスクールなんでも相談室」では、「こんなことまで聞いて大丈夫なの!?」という貴重な質問と回答が掲載されていることがあります。

音楽を専門的に学ぶことに興味がある方は、時間のあるときに覗いてみると、思わぬ収穫があるかもしれませんよ。

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