ラーメン発見伝

今回は、ラーメン発見伝という漫画をご紹介したいと思います。
原作は久部緑郎さん、作画は河合単さんです。

主人公は会社では少々頼りない男性サラリーマンの藤本さん。同僚の女性、佐倉さんにはいつも助けられています。

二人はラーメンが好きで、よく一緒に食べに行きます。そして、藤本さんは筋金入りのラーメンマニア。日本全国、ありとあらゆるラーメンの調理方法から歴史まで、知り尽くしています（その理由については、第1話ですぐに明かされます←漫画アプリで話が分割されている場合は後半）。

今、日本にはラーメン屋があふれています。低価格でも安定した味のラーメンを提供しているチェーン店もあれば、一昔前では考えられないような、千円以上もするような高級なラーメンも珍しくなくなりました。

それらにどんな違いがあるのでしょうか。

そんな、ラーメンの背景知識を、読めば読むほど知ることができるのが、この漫画の醍醐味なのです。

そして、個性豊かな登場人物たちがまた魅力的です。

小学生にして確かな舌を持ち、ラーメンを辛口評価する祐介。

ラーメン評論家で、美味しいラーメンが食べられたときには大仏顔になる有栖川さん。

そしてそして、私が一番好きな脇役が、芹沢さんです。人気ラーメン店の店主にして、フード・コーディネーターとして企業相手にコンサルティングを行う、凄腕のビジネスマンでもあります。

芹沢さんが登場してからは、藤本さん VS 芹沢さんという構図で創作ラーメン対決を行う話が多くなります。

そこで芹沢さんから語られる言葉は名言揃い。ラーメンに留まらず、ビジネス全般に共通して言えるようなものがたくさんあります。

コンサルもしているだけあって、ラーメンに対する発想力もすごいのですが、ビジネスとしてしっかり成立させるための配慮も忘れることがありません。

最初は単なる「嫌～な奴」だったのが、次第に、「やった！芹沢さんが出てきた（ニヤリ）」となっていくこと請け合いです。

ゆっくり読み進めたい方は、MangaONEというアプリで全話無料で読むことができます。