迷惑メール 漢字が中国語

生活

迷惑メール→フィッシング詐欺サイトという流れの詐欺が増えています。

詐欺サイトは銀行や大手ショッピングサイトの本物をコピーして、ほとんど違和感のない見た目のものが増えてきました。

しかし、メール本体の方は、依然として、怪しい字体のものも届きます。

一応日本語で書かれてはいるのですが、字体が明らかに中国語っぽかったりするんですよね。
フォント何使ってるんだと。

で、調べてみました。

今回調べたのはこちらのメールです。

 

ヤマト運輸の不在宅配を装った内容となっています。
漢字が中国語でしか使われないものになっているところはないと思うのですが、何か違和感を感じますよね。

具体的にどこというのが難しいですが、例えば、「申し訳」の「訳」なら、「ごんべん」の上の点が横向きじゃなくて斜めになっていて、右側の「尺」の字の上の四角いところの大きさが、日本で使われる一般的なフォントより大きいです。

他にも、全体的に文字の下のラインが揃っていなくてガタガタしているのも、日本のフォントでは見ない特徴です。それで、HTMLメールだったので、ちょっとページのソースを見てみるとこんな感じで、「<font face=”微软雅黑”>」というタグを使ってフォントを変更していました。

そして、日本語のフォントが無効化されています。
 

つまり、「<font face=”微软雅黑”>」なんて指定をせずにそのままにしておけば、日本人向きのフォントで表示されるのに、わざわざ中国語のフォントで設定を上書きしてしまっている状態です。

「微软雅黑」を調べてみると、Windowsで標準搭載されている「簡体字中国語フォント」だそうです。

中国人がメールを作ったのかなあと想像するところですが、フォントを日本語のものにしないのは、詰めが甘いかったと言わざるを得ないでしょう。

 

お陰でこちらは一目で迷惑メールだと見分けられるわけですが、こういうのはいずれは対策されるでしょうから、今後はどんどん騙されやすくなっていくでしょうね。

詐欺サイトの方も以前は中国語フォントが使われているものも多かったのですが、現在は見かけなくなりました。日本人の協力者がいることをうかがわせます。

メールが改善されるのも時間の問題でしょう。

 

前に触れたエポスカード 迷惑メールの件も、見返してみるとメール本文は字体が怪しかったです。

エポスカード 迷惑メール
エポスカードを騙る迷惑メールについて書いています。

それでも本物かと思ったくらいですから、字体が日本語フォントだったら、なおさら騙されていた可能性があります。

そちらでも書きましたが、メール本文のリンクをクリック(タップ)しないことが、本当に大切です。

 

ところで、あなたはお気づきになったでしょうか。この記事の途中から、フォントが中国語になっていたことに…

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